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今回はオーバーヒートによりアイドリング不調の依頼を受けました。
まずは外装の取り外しになります。
シリンダー下部に水漏れ跡が見られたので、シリンダー取り外しです。
シリンダーを外したら、ピストンにキズが入っているのを発見!シリンダーにも!
シリンダー・ピストン交換です。 アイドリング不調の原因はこれですね。
次にオーバーヒートの原因を調べる為にサーモスタットを取りはずします。
サーモスタットの作動温度は82℃です。 お湯を沸かしサーモスタットを入れて確認。
ピクリとも反応しない為、100℃以上になるホットガンで試してようやく反応しました。
サーモスタット交換です。 後、電動ファン自体は作動したのですが、センサーが気になるので
センサーも交換です。
シリンダー・ピストンを組み付けます。
バルブタイミングを合わせ、シリンダーヘッドの組み付けです。
バルブタイミングが1コマでもずれると、エンジンはかからないので何度も確認します。
ラジエーター・インテーク周り・マフラー等を組み付けていきます。
ラジエーターに水を入れ、エンジン始動。水温が少し上がってきたら、キャブレター横のネジを
緩めてエアー抜きをします。
アイドリングも水温も安定しました。最終チェックをして、外装を組み付けていきます。
最後に試乗チェックをして完成です。