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今回はGSX-R600 K7モデルのカスタムです。
カスタム内容
1 アクラポビッチ フルエキゾースト 7 寺森自動車 T-REV クランクケース減圧バルブ
2 ケンツ ビックラジエーター 8 ファクトリープロ エアーファンネル
3 NEX シリコンラジエーターホース 9 PIAA HID H7 6600ケルビン
4 オーリンズ リアショック 10 OZ PIEGA ホイール
5 オーリンズ ステアリングダンパー 11 サンスター プレミアムディスクローター
6 ブレンボ ラジアルマスター 12 スペシャルパーツ武川 空燃比計
上記のホイールは、納期が8月頃なので、まだ取り付けは行なっていません。
まず、車体の外装をとりはずして行きます。
ボルト類を失ったり、付け忘れをないよう場所別に、ビニール袋に入れまとめていきます。
マフラー・ラジエーターも外していきます。
外装を外し終え、まず最初に目に入ったのが電装品の配線でした。
ETC・PPI・Icom2の配線を手直しです。
小物入れにETCがポンと置かれた状態なので、固定します。
小物入れが凹凸だったので、適当なブラッケットを見つけ高さを合わせる為に、ブラッケットを固定します。
ブラッケットのネジ穴を利用するために純正リアフェンダー取り付けのステに穴を開けブラケットを固定します 。
これで、小物入れの中の凹凸が無くなったので両面テープでETC車載器を固定できます。
アンテナはメーターステーにクボミがあったので、そこへ取り付けです。フロントカウルを取り付けると、
外からも、内からもアンテナが見えないので、スッキリします。 もちろんETCは作動します。
PPIは、シート下のブラッケット下部にスペースがあるのでスペース部分に取り付けです。
ブラッケトの一部が干渉するので、ブラッケをカットしました。
カットすることでPPIの固定にもなりました。
Icom2はシートレールに穴を開け、ブラケットを取り付けました。
このブラケットはスライドするように取り付けをしました。
通常はレール下へ収納し、ETCカードの出し入れの妨げにならないようにし、調整等必要な時のみ
スライドでIcon2を取り出し操作できるようにしました。
作業効率を考えながら、まずはNEXのシリコンラジエーターホース交換です。
こちらは基本的に純正と交換のみです。
但し、フレーム・エンジン等干渉する箇所は純正に使用している網目状のホースカバーを再利用します。
今回は、カラーがイエローです。 なかなかイケてます。
次は、寺森自動車のT-REVクランクケース減圧バルブです。
純正のクランクケースからエアークリーナーBOXへつながるブローバイのホースの間に取り付けます。
これを取り付けることにより、エンジンブレーキが強く効くのが和らぎます。
純正にも同様のバルブが付いているのですが、取り外します。
T-REVの方が効果は絶大です。
次は、ファクトリープロのエアーファンネルです。
こちらも、純正のゴムのファンネルと交換のみですが、エアークリーナーBOXの取り外しが必要です。
エアークリーナーBOXの取り外しは、4箇所のバンドを緩めると簡単に取り外しができます。
純正ファンネルを取り外し、ファクトリープロのファンネルについているラバー部分を先に取り付け、
アルミファンネルを取り付けていきます。
内側に短いファンネルが付きます。
すべてのファンネルを取り付けると、後は元に戻していきます。
次は、オーリンズ リアショックです。
今回は車高を少し上げて欲しいとの要望なので、先にノーマルの車高を適当な場所で計っておきます。
ノーマルリアショックを外していきます。
フレームとシートレールの連結部分の隙間からリアショック上部のボルト・ナットを緩めるのですが、ブレーキ
のオイルタンクが邪魔になり工具が入らないので、オイルタンクのボルトを先に外します。
リアショック下部のボルト・ナットを緩める前に、リンク部を先に外します。
リンク部分が外れると車高が下がりますので、ジャッキ等で車体を固定してから、リンク部を外して行きます。
上下とも、ボルトを外しジャッキで少しずつ車体を上げていくと、リアタイヤとシートレールの間が広がります。
その間からリアショックを取り出します。
ノーマルショクと比べると約5mmほどオーリンズの方がボルト間が長いです。
青色のナットを緩め、コの字の取り付け部分を廻すと車高が上がるようにできます。
ノーマルと比べ約15mmほど車高が上がるように調整します。
取り外しの逆順序で組み込んでいきます。
うまく車高が15mm上がりました。 このショックでは15mmが限界かと思います。
車体最後部では、20mm上がっています。
取り付けはこれで完成です。 最終には調整が必要です 。
ノーマル自体硬いショックの為、柔らかくしたいとの要望の為、試走後下記の調整になりました。
リアショック
下部のゴールドダイアルでPRI調整 (スプリングの調整) 今回は最弱
中央のブラックダイアルでREV(リバウンド)調整 戻りのスピード 今回は全閉から6戻し
上部のゴールドダイアルでCOMP(コンプレッション)調整 沈み込みスピード 今回は全閉から9戻し
フロントフォーク
青色ダイアルPRI調整(スプリングの調整) 今回は最弱
中央マイナスネジCOMP(コンプレッション)調整 沈み込みスピード 今回は全閉から1回転と1/2戻し
フロントフォーク下部マイナスネジREV(リバウンド)調整 戻りのスピード 今回は全閉から1回転戻し
次は、マフラーです。
ノーマルマフラーに排気ディバイスがついているので、ワイヤー・ユニットも取り外します。
排気ディバイスを取り外す事により、ECUが異常を感知しメーターにFIランプが点灯してしまいます。
これを解除するには、ECUの排気ディバイスの配線をカットする事により、解除されます。
車両がインジェクション車とあって、燃料が濃くても、薄くても走ります。後々トラブルの原因になりますので、
空燃比計をとりつけます。 数値はGSXーR600の理想は約14.0です。 ブルーライトニングの燃料調整の
サブコンが取り付けられていたので、後で調整します。
マフラーガスケットを新品に交換し、エキパイを先に仮止めします。
エキパイはチタンで出来ている為、必ず手袋着用です。 指紋が付くと後々やっかいです。
中間パイプに空燃比のセンサーを取り付け、サイレンサーを仮止めします。
後は、干渉部分が無いように微調整しながら、エキパイから順に固定していきます。
ノーマルがショートタイプのマフラーだったので、印象もがらりと変わり、ボリュームもでました。
次は、ステアリングダンパーです。
こちらも標準装備で付いているのですが、調整が出来ない為オーリンズに変更です。
ダンパーの役目は、直進安定性の向上と、コーナリング中にハンドルが内側に切れ込もうとするのを、
抑える役目があります。 オーリンズに交換で好みの硬さに調整ができます。
交換は簡単にできました。
左右にハンドルをきってストローク部分が数ミリ隙間が開くように取り付けます。
次はHIDです。 PIAA 6600ケルビン H7タイプです。
バイク用なので、ハーネスも長さがあるので、リレー・バラストの取り付け位置に苦労はしませんでした。
メーターブラッケットの裏側にリレー1を固定します。 ハーネスも目立たないように、車両ハーネス等に沿って
引いていきます。
バラストはフレームサイドに取り付けです。丁度レギュレーターが固定されているブラケットが利用できたのと、
黒いフレームとで目立ちにくいので、ここに決定です。配線も車両ハーネスに沿って引いていきます。
ハーネスをキッチリとまとめる事でアッパーカウルの取り付けもスムーズにできます。
最後にバッテリーの電源とリレー2を固定して完成です。
次は、ビックラジエーターです。
ノーマルより1.4倍 所々加工が必要です。
マフラーを取り付ける前に装着してみます。
ステム下部のプラスチックのカバーが干渉するのでカットします。
ホーンも干渉しそうなので、ホーンステーにカラーを入れてクリアランスを確保しました。
電動ファンも取り付け加工が必要で、コアに干渉しないよう、ブラッケトを製作しました。
ビックラジエーターとあって、100%カウル干渉します。熱でカウルが変形等しないよう、
断熱テープをラジエーター側面に貼ります。
サイドカウルを取り付けラジエーターとの干渉部分に印を付け、カウルを少しずつカットしていきます。
失敗しないように、慎重にカッターで切っていきます。カーッターナイフで切る事により、切り口が綺麗に、
仕上がります。
違和感なくラジエーターに沿って綺麗にきれました。
インナーカウルも同様に干渉部分をカットしていきます。
カウル・ラジエーターをはずしマフラーを先に取り付けます。
もう一度ラジエーターを取り付け固定していきます。
マフラーとフロントフェンダーとのクリアランスも確認にできたので、クーラントを入れていきます。
ラジエーターホースを押しながらある程度クーラントが入ったら、エンジン始動です。
エアー抜きの場所を探しても見当たらないので、ラジエーターキャップを開けてエアーを抜きます。
水温が下がるのを確認し、計3回にわたりエアー抜きをしました。
最後にサブタンクにクーラントを補充し完了です。
フロントタイヤとラジエーターが余りにも近いので、石跳ね等でコアを損傷しかねないので、
コアガードを取り付けます。
ホームセンターで手頃な大きさの金網を購入(ステンレス製)し、ラジエーターサイドのネジを利用して
固定していきます。
左右のサイドカウルを取り付けると、ラジエーターの大きさが一段と大きく見えます。
その上、カウルアンダーの接続部分が、約4cm開きましたので、その部分をアルミ板で製作です。
先に厚紙でカウルに沿って型を作ります。 型が出来たらアルミ板で同様に作ります。
カウルにピン穴があるので、その穴を利用してボルトで固定し完成です。
次に燃料調整です。 リアスタンドで後輪を浮かせエンジン始動です。少しずつ回転を上げ空燃比計の数値を見る
と、調整していない状態で16.5~17.0を表示しています。かなり薄いです。ここでIcom2の登場です。
任意に調整する回転数を設定し、ノーマルの燃料噴射量に対して±の調整ができます。全部で12ポイントの調整
が可能です。
更に、ドンツキを軽減させたり、コーナーでの立ち上がり時のスロットルの遅れを改善させたりも出来ます。
調整後、数値は14.0~14.5あたりでいけました。 試運転でも数値は同じぐらいを表示しているので街乗り
では、問題なくいけそうです。
取り付け完了後、試乗して頂いた感想は低速のトルク不足がかなり改善され乗りやすくなったとの事です。
Icon2 設定値
1 1000rpm 0% 7 7500rpm 4%
2 2000rpm 3% 8 8500rpm 4%
3 3000rpm 5% 9 9500rpm 4%
4 4000rpm 6% 10 12000rpm 3%
5 5500rpm 7% 11 14000rpm 2%
6 6800rpm 6% 12 16000rpm 2%
OZ ホイール装着しました。 下記をクイックしてください。